お客様の声・利用一覧

能楽おもしろ講座をご見学いただいた皆様からありがたいお声を続々と頂戴しております。

一部をご紹介いたします。

一覧に戻る


横浜市立あかね台中学校の皆さまから感想文をいただきました。

今回、体験させていただき、能とはとても緊張するものだと思いました。舞台に上がると、観客を見下ろす形で見上げられることになるので、より視線が集中し、緊張が増しました。初めて、生で能を見ましたが、演奏と役者さんの勢いに圧倒されました。床に施された工夫。踏み込みによる大きな音で、さらに圧倒されました。たった、4つの楽器でシーンの雰囲気をつくり、どのような感情を表しているかがよく伝わってきました。面にされた工夫が一番驚きました。角度によって怒りや笑いなどの感情を表すことができるのがすごいと思いました。人の顔に似せるための工夫から、面をつくった人の努力がわかりました。

一つ一つのいいところ、面をかぶった人の表現、舞台に関わっている人、舞台を見ている人、みんなで一つの能をつくっていることがよくわかりました。能は昔から受け継がれてきたドラマでもありミュージカルでもあり、一つ一つの表現がとても素晴らしいものです。言葉がなくても、現在でこんなにも伝わることに驚かされました。とても感動しました。

650年くらい続いている芸は能くらいしかない、それも【少しずつ変わっていって、変化に対応している】【人から人へ受け継がれていき、大人になる前(3歳とかとても小さな頃から)弟子入りする(師弟関係)ことによりどんどんと受け継がれていく。そしてそれは、どちらかが死ぬまで関係は変わらない】ことによって、長く続けてこられたということがわかり、「変わっていくけれど、ちゃんと残している」ということがやっぱり大切。時代に合わせて変化はしていくけれど、でもやっぱり変わらないものがあるということが能の魅力であり、今もなお多くの人を惹きつける秘訣のようなものなのだなと感じました。

能については、美術の授業で学習した。しかし、僕はうわべだけの知識しか身につけていないのだなと思った。能面は、下に向けると暗くなり、上に向けると明るくなるという工夫がされていて、本当にすごかった。また、能舞台の中心にいる人物だけが主役ではなく、舞台全員がスポットライトを浴びているのが能のいいところだと思った。一人一人の役目が重要で、全員揃って、初めて、能ができる。そんな日本の伝統を続けてほしいと思った。

能を見るときの静けさは、150人以上の人がその場にいるとは思えないほどで、私はあの雰囲気がすごくすてきだと思いました。

能楽の一つ一つに歴史を感じられ、とても興味をもちました。僕は、古くなったら何でもすぐに取り替えてしまっていたのですが、能楽の道具、舞踏一つ一つに歴史があり、それをちゃんときれいに使っているからずっと使えると知ったとき、僕の中でものを大切にきれいに使おうという気持ちになりました。…詩をうたっている人や小鼓や大鼓をやっている人はずっと昔から練習を続けていて、やっと今できるようになったと考えると、自分が今やっているものもそれぐらい頑張らなきゃと思えました。今後の自分に続けていきたいです。

英語は使えても、自国の文化について全く答えられないというところは、正直かなり痛いところを突かれた気がした。そこまで昔の文化の知識はほぼ皆無だし、人に「歌舞伎とは?」「武士道とは?」と聞かれても、まともに返せる気がしない。それが当たり前だと思って生きてきたが、改めて思うと、自国の文化を知らないなんて、ものすごく恥ずかしいことだと思う。その自国の文化を改めて学び直すための京都・奈良への修学旅行なんだと、このときふっと気づいた。今更気づくのは、だいぶ遅いと思うが、気づけて良かったと思う。

能のお面は見える範囲が狭くて、それなのに落ちるぎりぎりまで行ったりする。しかも、古くから歴史のあるお面を割ったらいけないという緊張感を感じて、能の世界の厳しさを感じました。重い服を着て激しい動きをして、走り回らなければいけないのですごいと思いました。最後に「自動ドアではなく、自分の力、努力でドアを開けて進路を決める」というお話を聞いて、挑戦、努力を繰り返すことで、自分の道が拓いていくということを改めて感じたので、挑戦や努力をたくさんしていけるような大人になりたいです。


一覧に戻る

ペ-ジの上部に戻る