僕は久しぶりに正座をしました。あれだけ長い間静かなのもあまりない位集中していました。能が600年以上続いているのは凄いことです。そんなに長く続いているのは能のルールや能をする人がずっといるからです。僕たちは貴重な体験をさせてもらったことに感謝しこれからの生活に活かしていきたいと思います。誰かが話をする時はだまって聞くことや当たり前のことを当たり前にできるようにみんなでしていくことだと思いました。

初めての能の舞台にとても感激しました。やっぱり生は違います。河村先生の話は聞きやすくとてもおもしろかったし、後ろの方にいても十分楽しめたし京都っていいなと思いました。体験した奴がいつもよりとてもかっこよかったです。すごく思い出になりました。

「高砂」を皆で言う時、お手本を見ながらでしたが発声の仕方が難しかったけどお腹に力を入れて言うとはっきりした感じになりました。楽器も日本らしくてかっこよかったです。日本の文化を改めて知りました。「日本のいいところは？」と聞かれて「文化を今も大切にしている事」と言えるなあと思いました。

私は「能」なんて只の仮面劇じゃん。そんなの見てなんになるん。と思っていました。でも実際に能についての話を聞いていると「深いなぁ～」と思いました。「高砂や～」なんて聞いてもわかんないと、でもとても美しいというかステキだなと思いました。能のひとつひとつの動きが不思議でした。無表情の面がいろいろな表情に見えて見入ってしまいました。能は難しいものだとばかり思っていましたが、知識なんて必要でなく自分のイメージの広がりでした。

挨拶の仕方などを教わりました。初めはきびしそうな方かなと思いましたが、みんなの笑いを取ってくれたので緊張の糸がゆるみました。最後は何も言わなくてもみんなが背中を伸ばし正座をしたので「人ってこんなに変わるんだなぁ」と思いびっくりしました。能の素晴らしさを感じました。家族で伝統文化を体験したいと思いました。

皆の空気はとても良かったです。なんにも言われなくても正座したのは能の魅力がみんなにわかったからだと思いました。