私の概念が壊されていったのは「能」というドラマを見たときでした。以前高崎先生が「本当に感動した時は身体がピリピリする」とおっしゃっていました。能を見ている途中も終わった後も身体が震えるようにビリビリしました。これが感勤するってことなんだと初めて分かった気がしました。あの空間にいるだけでとても勉強になりました。

役者の方は舞台で芸の花を咲かせていましたが 私は家族と土産話に花を咲かせています。手に汗を握る圧巻の舞台。一生の思い出として持ち帰らせて頂きました。

時代に合わせて新しいことも取り入れ昔から大事にしていることは更に磨き、適応する力を見につけよどみなく生きていけるようになりたいです。能ではそのようなことを学びました。

挨拶はなんでも基本中の基本。伝統芸能はとくに大切にしているんだなあと思って大事にしよう。そう思いました。

とても静かな空間の中、役者の人がセリフを言った瞬間その空気が震えた感じがしてとても鳥肌が立ちました。おもわず前のめりになって見てしまいました。そして「もっと見たい」と思いました。大人になったら次は自分で能を見にいきます。

「能の正しい見かた」はない。見ていてその通りだとなと感じました。観客によった見かた、考え方は違う。自由に溢れている伝統芸能なんだと思いました。これからも日本の大切な伝統芸能を守り私たちの未来まで残してほしいと強く感じた講座でした。

今回河村さんのお話を聞いて印象に残った言葉があります。それは「伝統文化 はその時代に合わせて変化しなければ生き残れない」という言葉です。
実際に舞台へと足を運んでみると迫力が違いました。身体全身を使って役になりきって演技をされている姿は、私までもがその世界に引き込まれていくようでした。今まで感じたことのないものが全身に響きわたりました。
目でも耳でも感じることが出来ました。私も何かを支えられるような存在になりたいと思いました。